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あなたの脳の柔軟性、どれくらいですか?

チェンバロの音。聴かれたことありますか?

 

これは、とっても癒される音色だそうで、
私も聴いてると、ついつい眠くなっちゃう事も。

実は、チェンバロの音を聞いているときの
脳波はα派といって、とてもリラックスしている
のだとか。

 

音楽を聴いてしばしリラックスするのは
デジタルな情報、音のあふれた現代では
とても貴重な時間かもしれませんね。

 

ところで、このチェンバロの音、
今のピアノとは半音近く違っています。
(聴いてるだけじゃわかりませんけどね)

いわゆるバロックピッチと言われるものです。

 

これは、演奏する者にとっては、
最初は大変なんです!

「ド」と思って鍵盤を押すと、出る音は「シ」


また、音階を弾いた時の音程もピアノになれた方には、
「何か変」
と感じる・・・

 

おもしろいことに、
子どもさんであれば、

その「何か変」つまり、自分が知ってるもの、
自分が想像してるものとは違う、という思いに、

それほどこだわらずに、すぐ楽しむ事ができます。


小さい子どもさんであればあるほど、そうみたいです。

 

現実に聞こえるものに、
自分の感覚をすぐあわせられるんですね。

 

ところが。。。
大人になると、どうしても、その辺が難しくなってきます。

 

自分の思ってるのと
音の高さが違う
和音の響きも違う
手の間隔も違う(違う楽器だから当たり前ですが)


鍵盤の色がなんでピアノと逆なの〜弾きにくい!

 

などなど。

 

違う、ということを、
大人は、それを認められずに、
否定してしまうんですね。

 

 

これはもう、感覚の問題なので、どうしようもありません。

 

ただ、その「違い」を感じたとき、さらにどう対処するか、


そのやり方次第で、
その時間が楽しめるかどうか、も決まってしまいます。

 

自分自身が、カチカチの定規のようになってしまいすぎると、
せっかくの楽しみが減って、狭い世界になってしまうかな〜

 

 

というわけで、
楽しむためには。。。

 

なるべくいったん自分の感覚、思いをわきに置いて、


感性を、そして、思考も柔軟に!

 

 

を心がけたいですね。